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柏レイソルを考えるブログ

Jリーグで最も魅力的なチーム柏レイソルについて考えるブログ

"アカデミー"カテゴリーの記事一覧

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  • 柏レイソルアカデミー出身選手について考えるその4

    その4.柏から世界へ旅立つ選手
    レイソルはクラブとしてはもちろん、選手個人としても『柏から世界へ』をめざし実践している。”世界で活躍できる選手”をめざす育成は、柏レイソルアカデミーの理念のひとつだ。


    ■レイソルから世界のクラブへ

    海外リーグや日本代表で活躍をみせているアカデミー出身選手といえば酒井宏樹。酒井は2009年にトップチームに昇格、2011年から右サイドバックとしてレギュラーに定着すると大ブレイク。同年にU-22日本代表、A代表にも選出、J1リーグ優勝と共にベスト11、ベストヤングプレーヤー賞を受賞した。2012年にドイツのハノーファー96へ移籍し、その後、ロンドン五輪、ワールドカップアジア予選、コンフェデレーションズカップ2013、 2014 ワールドカップの日本代表に選出されている。2016年にフランスの名門オリンピック・マルセイユへ移籍し、2018ロシアワールドカップに向けて世界からも注目される存在になっている。



    工藤壮人もレイソルから海外に渡った選手。酒井と共に2009年にトップチームに昇格した工藤は、2010年から出場機会を伸ばし、2011年のJ1優勝に貢献、2013年にはレイソルの背番号9を背負うまでの主力選手となった。同年にはナビスコカップMVPを受賞、日本代表にも選出され得点も記録した。2016年にMLSのバンクーバー・ホワイトキャップスに移籍したが、怪我もあり1年でJリーグの広島に移籍した。



    ■アカデミーから世界へ
    アカデミーから直接世界へ羽ばたく選手もいる。伊藤達哉はUAEで開催されたユース世代の国際大会でMVPを受賞するなどの活躍が認められハンブルガーSVに入団した。2017年にはトップチームで先発出場するなど、さらなる飛躍が期待されるドリブラーだ。



    現在、千葉に所属する指宿洋史もアカデミーから海外クラブに入団した選手。酒井、工藤とアカデミーでの同期である指宿は、スペインの ジローナFC、レアル・サラゴサB、CEサバデル、セビージャ・アトレティコ、バレンシアCF・メスタージャとベルギーのKASオイペンに所属した。

    酒井宏樹 2009加入-12柏→12-16ハノーファー96→16-オリンピック・マルセイユ
    工藤壮人 2009加入-15→16バンクーバー・ホワイトキャップス→17ー広島
    伊藤達哉 -2015柏U-18→2015-ハンブルガーS
    指宿洋史 -2008柏U-18→09-11ジローナFC(09-10 レアル・サラゴサB、10-11CEサバデル)→11-13セビージャ・アトレティコ(12- 13KASオイペン)→13-14バレンシアCF・メスタージャ→14-17新潟→17途中-千葉



    他にも、大谷とアカデミー同期の斉藤誠司は海外10ヵ国のプロリーグでプレー、5ヵ国のチームで指導者として、ブラジルではスクール経営者として活動している。中山、手塚と同期となるニュージーランド国籍のマイケル・デン・ヘイジャーは自ら志願し、日本に留学しながら柏レイソルアカデミーに加入、現在はオランダのNECナイメヘンに所属している。他多数のアカデミー出身選手が、アジア、欧州など様々な国で『柏から世界へ』を実践している。

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  • 柏レイソルアカデミー出身選手について考えるその3

    その3.柏に戻る選手
    すべてのアカデミー選手がトップチームに昇格するわけではないが、他チームでプロキャリアをスタートし再びレイソルに戻る選手もいる。


    他チームでプロとなり再加入した最初のアカデミー出身選手は太田哲郎だ。山形でプロキャリアをスタートし、2013年にレイソルに移籍、確かな技術と意外性ある決定力でスーパーサブとして重宝された。誰からも好かれるキャラクターの持ち主で外国籍選手にも愛される存在だった。2017年に鳥栖に移籍し、山形にも在籍した。



    輪湖直樹は、甲府、徳島、水戸とJ2での経験を経て2014年に柏に加入した。アカデミー出身選手ならではの確かなビルドアップとポジショニングの能力を発揮し、
    左サイドバックのレギュラーとしてリーグ戦やACLで活躍した。アカデミー出身選手らしくない闘志あふれる武闘派なプレースタイルも魅力の選手だったが、2017年末に福岡への移籍が発表された。




    手塚康平は海外クラブを経てレイソルに加入した最初のアカデミー出身選手。ニュージーランドのセミプロクラブであるオネハンガ・スポーツで1年経験を積み柏に加入した。2017年途中からボランチのレギュラーとして連勝を支える存在となったが怪我により離脱した。今シーズンの復活と活躍が最も期待される若手有望選手である。



    太田徹郎 2008-12山形→13-16柏→17鳥栖(→山形)

    輪湖直樹 2008-09甲府→10‐11徳島→12-13水戸→14-17柏→18-福岡

    手塚康平 2015オネハンガ・スポーツ→16-柏


    柏レイソルアカデミー出身選手について考えるその4(柏から世界へを実践)

  • 柏レイソルアカデミー出身選手について考えるその2

    その2.レンタル移籍で武者修行を経験した選手
    「可愛い子には旅をさせよ」柏を離れ成長が期待される選手、レイソルに戻り活躍している選手達。

    ■レンタル移籍中の選手
    昨季から湘南にレンタル移籍し、J1昇格に大きく貢献した秋野央樹は、レンタル期間を延長し湘南で背番号10を背負う。

    同じく湘南に今季からレンタル移籍となった
    小林祐介。J1の舞台で秋野と小林がレギュラーとして中盤に並ぶことになれば、2人はもちろん、レイソルにとって貴重な経験と財産になるだろう。

    昨季途中から山形にレンタル移籍中の安西海斗にもたくさんの試合を経験してほしい。



    ■レンタルから復帰し活躍する選手
    レンタル移籍から復帰後、活躍している選手の代表は中村航輔だ。2015年に福岡にレンタル移籍し、J1昇格の立役者となりレイソルに復帰した中村は、2016年にはレギュラーに定着し、リオ五輪に出場した。昨年はフル代表の出場キャップを記録し、Jリーグベスト11に選出されるなど、レイソルだけではなくJリーグを代表する選手に成長した。

    中川寛斗は、トップ昇格と同時に湘南にレンタル移籍が発表された珍しいケースの選手だ。2015年にレイソルに復帰後、数少ない前線のアカデミー出身選手として活躍している。

    武富孝介は、熊本に2年、湘南に2年と4年間のレンタル期間を経てレイソルに復帰した。FW、MFと複数のポジションをこなし、スタメンでも途中出場でも活躍できる武富は、レンタル武者修行の代表的な成功例だったが、今シーズン浦和への完全移籍が発表された。


    秋野央樹 2013年加入→17ー湘南

    小林祐介 2013年加入→18ー湘南

    安西海斗 2016年加入→17途中ー山形

     

    中村航輔 2013年加入→15福岡→16ー柏
    中川寛斗 2013年昇格→13ー14湘南→15ー柏

    武富孝介 2009年加入→11ー12熊本→13ー14湘南→15ー17柏→18ー浦和


    柏レイソルアカデミー出身選手について考えるその3(柏に戻る選手)

  • 柏レイソルアカデミー出身選手について考えるその1

    その1.トップ昇格からレイソル一筋の選手

    これまでアカデミー出身選手の中で、トップ昇格からレイソル一筋で引退した選手はいない。


    しかし、これから間違いなくそうなるのはトップ昇格から今年16シーズン目の大谷秀和だろう。

    2003年加入から2度のJ2降格とJ1昇格、J1リーグ制覇を含む3つのタイトルをレイソルと共に経験している大谷は、レイソルで完全燃焼してくれると誰もが信じて疑わない。

    大谷に続くのは、加入13シーズン目の桐畑和繁

    出場試合は決して多くないが、明るい性格と大きな声でレイソルを支えてきた桐畑、これからもチームを照らす太陽のような存在であってほしい。

    若いディフェンスコンビ中谷進之介中山雄太は、既にレイソルの中心選手だ。

    順調に出場経験を積むことで、A代表への選出や海外クラブ移籍のオファーの可能性もあるだろうが、レイソルを代表する選手であり続けてほしい。

    2016年加入の滝本晴彦、2017年加入の古賀太陽、今季加入の猿田遥己中川創宮本駿晃田中陸といった選手達のこれからにも期待したい。

    大谷秀和   2003年加入 16年目

    桐畑和繁   2006年加入 13年目

    中谷進之介  2014年加入 5年目

    中山雄太   2015年加入 4年目

    滝本晴彦   2016年加入 3年目

    古賀太陽   2017年加入 2年目

    猿田遥己   2018年加入 1年目

    中川創    2018年加入 1年目

    宮本駿晃   2018年加入 1年目

    田中陸    2018年加入 1年目

  • 柏レイソルアカデミー出身選手について考える

    柏レイソルの2018シーズン新体制が発表となった。
    2018シーズン トップチーム・アカデミー体制のお知らせ


    今シーズンは3年ぶりにACLに出場することから、シーズン開始時に30人を超える体制となっている。チーム内でアカデミーの出身選手の比率は43%(13人)となり、J3にU-23チームを持つFC東京42%、C大阪28%、G大阪28%より高い数値となっている。

     
      年 選手数 アカデミー出身数 比率

    2010年 31人   12人   38%

    2011年 29人     9人   31%

    2012年 28人     8人   28%

    2013年 27人   11人   40%

    2014年 27人   12人   44%

    2015年 27人   15人   55%

    2016年 29人   17人   58%

    2017年 26人   14人   53%

    2018年 30人   13人   43%
    ※数値は各シーズン開始時のもの

    ここ6シーズン続けて全体の4割を超える選手がアカデミー出身選手となっており、トップチームとアカデミーが一貫したコンセプトを持ち、チームの強化と育成が行われていることがわかる。「柏の育成、俺たちの宝」柏レイソルと柏レイソルU-18の兄弟対決が実現した2012年9月天皇杯で掲げられた横断幕のメッセージだ。柏レイソルアカデミーから数多く輩出されてきた選手達を振り返ってみよう。


    柏レイソルアカデミー出身選手について考えるその1(レイソル一筋の選手)
    柏レイソルアカデミー出身選手について考えるその2(レンタル移籍で武者修行)

    柏レイソルアカデミー出身選手について考えるその3(柏に戻る選手)
    柏レイソルアカデミー出身選手について考えるその4(柏から世界へを実践)